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東京・大田区に有料老人ホーム「グランダ大森山王」を竣工/ヒューリック

有料老人ホーム「グランダ大森山王」外観

 ヒューリック(株)4月1日、有料老人ホーム「グランダ大森山王」(東京都大田区、総室数70室)の竣工を発表した。同社では2棟目の老人ホーム。

 旧「大森山王家庭寮」の老朽化に伴い建て替えたもの。敷地面積2,606平方メートル、延床面積2,955平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。
 同社は、保有ビルの建替時における環境配慮と長寿命化を意識した設計に取り組んでおり、環境面では、110tの雨水貯留槽を設置し、屋根・バルコニー・テラスより集水した雨水の95%を再利用し、トイレ・汚物流し等で利用する水量の50%をまかなうなど、雨水再利用を積極的に行なう。そのほか、共用部照明にLED、窓におけるペアガラスの採用や、高効率給湯機を設置。長寿命化として、日本建築学会JASS5の計画供用期間長期(100年)仕様の適用、耐震グレードAランク(重要度係数=1.25)を備えた。

 デザインコンセプトは「和」とし、格子をモチーフとした穴あきブロックと塗り壁をイメージしたタイルをファサードに採用。バルコニーのガラススクリーンは、障子をモチーフにした。外壁には燻し瓦を連想させるタイルを使用している。

 居室面積は、18平方メートルが中心。(株)ベネッセスタイルケアに一括賃貸する。


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