シービー・リチャードエリス(株)(CBRE)は6日、2011年3月期の全国12都市の賃貸オフィスビル市場動向を発表した。四半期ごとに調査しているもの。
それによると東京23区全体の空室率は7.7%(10年12月調査比0.1ポイント上昇)、東京主要5区では7.6%(同▲0.1ポイント)。また、東京Sクラスビルは3.7%(同▲0.4ポイント)と低下傾向を維持したが、同Aクラスビルでは5.1%(同0.2ポイント上昇)となった。
一方、地方都市は、東京を除く全国11都市すべてで空室率が低下、大阪市は11.1%(同▲0.4ポイント)となり、特に大阪Sクラスビルは11.1%(同▲3.1ポイント)と大幅に改善した。
また、名古屋市の空室率は13.3%(同▲0.4ポイント)、名古屋Aクラスビルは9.4%(同▲0.3ポイント)と、いずれも改善した。