(株)桧家住宅は7日、東北地方太平洋沖地震による同社への影響について発表した。
事業拠点については、一部の設備等に軽微な被害が出ているものの、注文住宅事業の営業拠点である住宅展示場およびグループ会社はすべて通常どおりの営業活動を開始している。
3月の注文住宅の受注棟数については、過去最高額となった前年同期比と比較すると▲5.3%となるものの、地震の影響のない1月と同数であり、高い受注棟数だったとしている。しかし、今後の受注動向については消費マインドの冷え込みが懸念されるため、影響を最小限に抑える対策を検討していくとしている。
また、地震の影響により合板やグラスウールなどの建材資材が品薄状態となっているが、海外からの輸入等により今後着工する物件に必要な量は確保できるめどが立っている。
完成引渡しについては、一部の物件で遅れが生じたものの、4月中には引き渡せる見込み。今後の物件についても大きな影響はないとしている。
なお、今回の件が当期の業績に与える影響は軽微としている。