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不動産私募ファンド資産総額、実質ベースで1兆円増/ARES調査

 (社)不動産証券化協会(ARES)は6日、「第6回 会員対象不動産私募ファンド実態調査」(2010年12月末時点)を発表した。
 10年12月1日~11年2月28日の期間に、同協会正会員および賛助会員166社からアンケートを回収し、162社より回答を得た(回答率97.6%)。

 これによると10年12月末時点で会員が運用する不動産私募ファンドの資産総額は約10兆4,000万円(前年比▲3.6%)となったが、調査対象である同協会会員の退会・入会等を考慮した実質ベースでは約1兆円(前年比9.4%増)増加していることがわかった。
 運用会社1社当たりの運用資産額は第1回調査以来増加し続けており、今回調査では第1回調査の1.4倍となった。また、1ファンド当たりの運用資産額も増加傾向にあることがわかった。

 ファンドの予定運用期間は長期化傾向が続いており、06年には「3年未満」が約63%を占めていたが、今回の調査では18%まで縮減した。

 詳細は同協会ホームページを参照のこと。


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