(社)不動産流通経営協会(FRK)は8日、2010年の既存住宅流通量を推計する「FRK既存住宅流通量推計結果」を発表した。
同協会では、建物売買による所有権移転個数をもとに既存住宅流通量を推定、新築着工総数と比較している。
10年は、新築住宅着工数が81万3,000戸(前年比2万5,000戸増)、既存住宅流通量は50万2,000戸(同4万2,000戸増)となった。その結果、既存住宅流通比率(既存住宅流通量/[新築住宅着工総数+既存住宅流通量])は、38.2%(同1.4ポイントアップ)と伸長した。
また、既存住宅の流通量が、自己居住用の新築着工数(新築住宅着工総数から賃貸住宅および給与住宅を除いたもの)50万7,000戸とほぼ匹敵するような市場規模となったとしている。
なお、10年の既存住宅流通量は速報値。確報値は、11年の速報値と同時に発表する。