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関西圏の価格変動率、住宅地・既存マンションとも横ばい傾向続く/三井不販調査

 三井不動産販売(株)は12日、関西圏の住宅地・既存マンション価格動向調査「リハウス・プライスリサーチ」(2011年4月1日時点)を発表した。同調査は四半期ごとの定点調査で、今回は住宅地164ヵ所、既存マンション173ヵ所。前回調査は2010年10~12月の四半期変動率で2011年1月1日時点の価格動向。

 11年1~3月の四半期変動率は住宅地が▲0.2%(前回調査時0.0%)、既存マンションが▲0.1%(同0.2%増)。
 住宅地価格を地域別に見ると、神戸・阪神▲0.5%(同▲0.3%)、北摂0.7%増(同0.7%増)、京都▲1.2%(同0.7%増)、大阪市内0.4%増(同0.2%増)、大阪東南部▲0.2%(同▲0.6%)だった。
 また既存マンション価格は、神戸・阪神0.4%増(同0.2%増)、北摂▲0.1%(同▲0.2%)、京都▲0.4%(同▲0.1%)、大阪市内0.4%増(同▲0.2%)、大阪東南部▲1.2%(同0.9%増)であった。

 10年4月~11年3月の年間変動率は、住宅地が▲1.5%、既存マンションが▲0.6%。

 当期における住宅地価格の上昇地点は12ヵ所(前回調査時27ヵ所)と減少、横ばい地点は137ヵ所(同120ヵ所)と増加、下落地点は 15ヵ所(同17ヵ所)と減少した。
 全調査対象地点に占める上昇地点の割合は7.3%(前回調査時16.5%)、横ばいが83.5%(同73.2%)、下落が9.1%(同10.4%)となった。住宅地価格の3ヵ月間変動状況は、平均で前回調査時点から▲0.2%。

 既存マンション価格では、上昇地点が20ヵ所(同25ヵ所)、下落地点が27ヵ所(同24ヵ所)、横ばい地点が126ヵ所(同124ヵ所)。全調査地点に占める割合は、上昇地点が11.6%(同14.5%)、横ばい地点が72.8%(同71.7%)、下落地点が15.6%(同13.9%)となった。既存マンション価格の3ヵ月間変動状況は、平均で前回調査時点から▲0.1%。

 四半期変動率でみると、住宅地が8期連続、既存マンションが9期連続横ばい傾向となり、年間変動率でみると、住宅地が5期連続で下落、既存マンションが5期連続で横ばいとなった。


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