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シニア住宅事業が堅調に推移。損失額が改善/ランド11年2月期決算

 (株)ランドは14日、2011年2月期決算を発表した。
 
 当期(10年3月1日~11年2月28日)は、売上高74億7,100万円(前期比▲58.7%)、営業損失13億3,200万円(前年同期:営業損失32億800万円)、経常損失21億3,100万円(同:営業損失54億7,700万円)、当期純損失22億5,000万円(同:営業損失58億3,600万円)となった。

 当期は中期経営計画「LAND Value Up Plan 2013」の達成に向け、貸借対照表の量的改善を図るとともに、有利子負債の削減による支払利息等の軽減や増資による資本増強等の施策を実施。減収となったものの損失は改善した。
 また、資産および債務の圧縮を目的に固定資産の処分および債務免除益等の特別損益を計上している。

 主力の不動産販売事業では、自社分譲マンションと中古リノベーション物件合わせて76戸の引渡したほか、不動産流動化物件の引渡しを行ない、売上高22億3,200万円(前年度比▲83.7%)、営業損失15億9,600万円(前年同期:営業損失30億600万円)となった。
 不動産関連業務受託事業では、他社分譲マンションの販売代行手数料および収益不動産保有事業における賃貸収入などで売上高13億600万円(前年度比49.6%増)、営業損失6,100万円(前年同期:営業損失5億4,300万円)を計上。シニア住宅事業では、開設済みの稼働率が順調に推移し、売上高39億3,200万円(前年度比12.3%増)、営業利益2億9,100万円(同15.1%増)となった。

 今後は分譲マンション事業とシニア住宅事業をコア事業に展開し、業績の回復を図るとしており、次期については売上高73億円、営業利益4億円、経常利益1億6,000万円、当期純利益1億5,000万円を見込んでいる。


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