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販管費増加、大震災による特別損失計上で経常利益・純利益を下方修正/住友林業

 住友林業(株)は、2011年1月28日に公表した11年3月期(10年4月1日~11年3月31日)の業績予想を修正した。

 通期連結の業績について、売上高7,750億円(前回比0.6%増)、営業利益140億円(同▲9.7%)、経常利益135億円(▲15.6%)、純利益45億円(同▲40.0%)に、単体については、売上高6,450億円(同0.8%増)、営業利益80億円(同▲20%)、経常利益110億円(同▲15.4%)、純利益20億円(同▲60%)に、それぞれ修正した。

 国内住宅市場の堅調な回復により、売上高、利益とも予想を上回る見込みで推移したが、国内株式市場を中心とした年金試算の運用環境が前期に比べ悪化。退職給付会計における数理計算上の差異として、連結で約28億円、個別で約22億円を販売費および一般管理費に計上する見込みとなり、営業利益、経常利益が予想を下回る見通しとなったもの。
 なお、東日本大震災の影響については、グループ全体の売上高、営業利益への影響は軽微であるものの、特別損失として震災関連で約8億円を計上する等の影響が出る見込みのため、純利益予想も下方修正した。


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