(株)原弘産は、2011年2月期決算を発表した。
今期(10年3月31日~11年2月28日)の連結業績は、売上高82億300万円(前期比▲26.0%)、営業損失9億5,900万円(前年同期:営業損失58億7,600万円)、経常損失12億5,200万円(同:経常損失66億5,800万円)、純利益60億200万円(同純損失101億6,100万円)であった。
有利子負債圧縮のため、たな卸不動産の売却、および不動産の再生再販事業、戸建住宅事業を展開したが、物件の売却が進捗せず、また簿価を下回る価格での販売を行なったことや、たな卸資産評価損を営業原価に計上したことから、営業総損失、および営業損失、経常損失を計上。
一方で、債務超過の解消へ向け財務体質の改善を優先的に進めた結果、債務免除益37億5,100万円、社債償還益21億2,500万円、貸倒引当金戻入額17億8,700万円等の特別利益80億500万円を計上、最終黒字となった。
次期は、売上高57億2,000万円、営業利益3億6,400万円、経常利益2億円、純利益1億8,600万円を見込んでいる。