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新理事長に袖山靖雄・東急リバブル社長が就任/FRK

新理事長に就任した袖山靖雄氏

 (社)不動産流通経営協会(FRK)は22日、東海大学校友会館(東京都千代田区)において、第42回定時総会および理事会を開催。任期満了となる役員の選任、ならびに平成23年度事業計画・収支予算案などを審議、可決した。
 新理事長には、東急リバブル(株)代表取締役社長の袖山靖雄氏が就任。前理事長の大橋正義氏(住友不動産販売(株)代表取締役社長)は顧問となった。

 今年度は、公益法人改革に伴う一般社団法人への移行を円滑に行なうとともに、成長戦略の一つである既存住宅流通市場を牽引するため、事業活動の再構築を行なっていくことが重点課題。具体的に、住宅・不動産行政の新たな展開に向けた政策を提言するほか、今年度期限切れとなる住宅・土地税制の軽減措置等の延長や、さらなる改善についての要望も行なっていく。

 新理事長に就任した袖山氏は、「重点課題の取組みとして、不動産流通促進に向けた政策提言の実施、不動産取引の適正化に向けた対応が必要。なかでも、昨年取組みを始めた『FRKバリューアップモデル』の普及・推進に向け、改善策を検討していきたいと考えている。また、不動産市場を取り巻くさまざまな環境変化や、多様化する消費者ニーズに対応するため、実務知識の向上はもとより、コンプライアンスの徹底、組織マネジメント向上のための研修等を実施し、消費者から信頼される人材の育成を推進していく。不動産流通業界は多くの課題を抱えているが、関係する行政府、団体の皆様と連携しつつ、会員相互の結束のもと協会活動のいっそうの充実を図り、業界の発展に寄与していきたい」などと抱負を述べた。


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