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防火規制の厳しい地域でも真壁づくりを可能とする構造を開発/住友林業

 住友林業(株)は、真壁づくりによる内装仕上げを、防火地域や準防火地域でも可能とする「木造準耐火真壁構造」を開発した。

 柱や梁を壁から露出させた真壁構造では、火災時、直接加熱を受けて燃焼・炭化して断面欠損してしまうが、木受材や金物を用いて角材を補強した後に強化せっこうボードなどによる標準的内装を施工することで、室内有効面積を損なうことなく、準耐火構造45分以上の性能を実現したもの。

 この構造は新築の時のみならず、耐火リフォームにも応用可能。防火構造や準耐火構造の性能を維持しながら大壁の内壁を真壁に変更可能なため、木造戸建て住宅にとどまらず、耐火性能を求められる伝統的建造物などにも適用できる。


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