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2階リビングと半屋外空間のある2階建て戸建住宅「へーベルハウス そらのま+(プラス)」を発売/旭化成ホームズ

「へーベルハウス そらのま+(プラス)」外観モデル
「半屋外空間『そらのま』を設けることで、自然を取り込んだ暮らしのすばらしさを感じてもらいたい」と話す同社取締役兼副社長執行役員で住宅事業統括マーケティング本部長・池田英輔氏

 旭化成ホームズ(株)は4月29日、都市型2階建て戸建住宅「へーベルハウス そらのま+(プラス)」を発売する。それに先駆け、記者発表会を25日に開催した。

 同社は、これまで都心部のさまざまなニーズに対応して3階建て住宅、二世帯住宅などを手がけており、近年では都市における自然環境との調和の視点から、光や風など自然の恵みを取り入れた住宅プランを提案してきた。最近では30~35坪程度の比較的小規模な敷地における2階建て住宅の需要・受注が増えていることから、都心の限られた敷地でも自然の恵みを五感で受け止めながら心地よく暮らせる住まいを提案するために、同商品は開発されたもの。

 プランは総2階の箱型の建物を基本形状とし1階部分に個室を、日照・通風に恵まれた2階部分にリビングを設置し、リビングと連続する建物の一角に「そらのま」と名付けた四角い半屋外空間を設けた。リビングと「そらのま」をつなぐ開口部は、新開発の大開口サッシ「ビスタウィンドウ」により内外を遮るものを減らし、リビングと半屋外空間の視覚的なつながりを演出している。
 さらに、「そらのま」には、周囲からの視線を遮りプライバシーを保護できるルーバースクリーンや、天井に設置して日差しをやわらかくできるシステムパーゴラ、外の景色を切り取ったように見ることができる二重壁オープンウィンドウ、多様な活用ができる外壁フックなども搭載されている。なお、「そらのま」は容積率には含まれない。
 外観は、敷地間口一杯の合理的な箱型フォルム。岩肌の力強いALC外壁と4色用意された伝統的な縦格子デザインのルーバースクリーンによる形と色のコンビネーションで印象的なファザードデザインを実現。アクセントとなるモンドリアンウィンドウも導入した。

 また、1階の子供部屋と玄関・リビングにつながる階段を一体化できるスライドスクリーンを設置し、子供部屋が孤立化しない工夫をしたり、将来的に大掛かりな工事をせずにエレベーターの設置ができるなど、高齢者にも配慮した住宅となっている。
 
 会見で、同社取締役兼副社長執行役員、住宅事業統括マーケティング本部長・池田英輔氏は「2階リビングや半屋外空間の快適さを、多くのお客さまに知ってもらうことで、コンパクトな敷地に建つ2階建て住宅の需要をさらに獲得していきたい」などと述べた。

 本体価格はプロトタイプで3,090万円(太陽光発電3.78kw、エレベーター準備、消費税込み)、初年度の年間販売目標は500棟としている。


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