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11年3月の東京23区の中古マンション成約価格、前年同月比12.4%減/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は26日、2011年3月度の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建7,229件、中古マンション1,399件)と、成約物件(新築戸建1,569件、中古マンション429件)の価格についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,261万円(前年同月比5.5%増)で5ヵ月連続の上昇となった。成約価格では3,173万円 (同1.3%増)と、3ヵ月連続の上昇となったが、東京23区で価格の高い物件の成約が失速したことを受け、上昇率はこの3ヵ月でもっとも低い。
 なお、23区だけをみると、成約価格は前年同月比で6ヵ月連続で上昇したものの中心価格帯が低下。千葉県における成約価格も前年同月比で7ヵ月連続で下落している。

 一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,307万円(同7.3%増)で16ヵ月連続のプラス。成約価格は2,220万円(同 2.1%上昇)と15ヵ月連続のプラスとなった。東京23区は前年同月比▲12.4%と大きく下げたが、成約の多い神奈川県が上昇に転じたほか、都下、千葉県で二ケタの上昇となり、プラスを維持した。


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