不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

戸建請負が伸び、増収増益/パナホーム11年3月期決算

 パナホーム(株)は26日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)の連結売上高は2,694億5,000万円(前年同期比3.5%増)、営業利益78億3,100万円(同46.5%増)、経常利益81億2,500万円(同58.0%増)、当期純利益43億2,400万円(同78.1%増)と増収増益を確保した。

 主力の戸建請負事業は、「長期優良住宅」認定基準に標準対応し環境に配慮した商品の提案や、光触媒技術を活用したタイル外壁採用住宅の販売を促進したことなどにより受注が堅調に推移。戸建住宅の受注高は1,285億3,300万円(同17.4%増)、受注残高780億1,900万円(同20.6%増)、売上高も1,152億3,000万円(同2.7%増)となった。
 
 当期の集合住宅、増改築、分譲住宅などを含む受注状況は、受注高2,796億1,300万円(同6.0%増)、受注残高1,371億5,900万円(同8.0%増)となった。 

 なお、次期(11年4月1日~12年3月31日)は、使用電力の制限や資材供給の停滞など、業績への予測が困難な面があるとしながらも、環境に配慮した復興支援のための商品販売やリフォーム提案を行なうなどして、連結売上高2,850億円、営業利益100億円、経常利益101億円、当期純利益53億円を見込んでいる。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら