積水ハウス(株)は28日、同社の米国子会社を通じ、ニューランド・リアル・エステート・グループ(CEO:ロバート・マクロード氏、本社:カリフォルニア州サンディエゴ)と共同で、複合開発事業「カスケディア」の1,700haの土地を取得、開発に着手すると発表した。アメリカ3案件目であり、最大規模となる。
同プロジェクトであるカスケディアは、米国北西部ワシントン州のシアトル市とタコマ市の郊外にあたる新興開発地区。また、シアトル・タコマ経済圏は、IT、航空、宇宙産業の集積が顕著であるとともに、新興国を中心としたアジア諸国との通商が盛んな地域で、全米でも地域経済の成長と人口増加のトレンドが最も顕著な経済圏の一つとされている。
同プロジェクトにおいては、戸建住宅6,000区画以上と商業・オフィス施設、公共施設からなる複合開発として、自然と共生し、快適で上質な暮らしを提供するまちづくりを推進。同社が日本において、同種の開発で数多く手がけてきた手法を生かしていく。