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震災の影響受けるも、コスト改善策などが奏功し増収増益/住生活グループ11年3月期決算

 (株)住生活グループは2日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)の連結売上高は1兆2,149億3,900万円(前期比23.6%増)、営業利益は404億900万円(同55.5%増)、経常利益は391億6,000万円(同40.6%増)、当期純利益は157億7,900万円(前年同期:当期純損失53億3,100万円)。

 金属製建材事業では、新日軽(株)の子会社化に伴う影響等で、売上高4,885億2,200万円(前期比32.5%増)を計上。営業利益は、工場再編などのコスト改善策が奏功し221億2,400万円(同23.9%増)と大幅な増収増益を確保した。
 水回り設備事業では、サンウエーブ工業(株)の新規連結等により、売上高は3,799億6,500万円(同34.4%増)、営業利益は130億1,200万円(同55.3%増)と大幅な増収増益。住宅・不動産他事業においては、住宅投資や不動産市況に支えられ売上高は575億円(同10.8%増)と増収。営業利益は収益構造の再構築に努めたことなどにより23億7,300万円(前年同期:営業損失10億7,700万円)と黒字転換した。

 なお、次期については、震災の影響などにより現時点では合理的な算定ができないため、業績予想を発表していない。


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