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社宅管理順調に推移するも、管理物件解約等響き減収減益/日本社宅サービス11年6月期第3四半期決算

 日本社宅サービス(株)は9日、2011年6月期第3四半期決算を発表した。

 当期(10年7月1日~11年3月31日)は、連結売上高43億3,100万円(前年同期比▲2.4%)、営業利益3億6,500万円(同▲5.4%)、経常利益3億6,300万円(同▲3.2%)、当期純利益1億6,400万円(同▲32.2%)となった。

 社宅管理事務代行事業は、受託収入の根幹となる業務委託料およびコスト軽減につながる社宅アウトソーシングサービス「マーカスさん」やそのほかの手数料収入も順調に推移した結果、売上高20億9,800万円(同0.3%増)、営業利益3億7,000万円(同2.9%増)を計上。

 施設総合管理事業は、間接業務の合理化や原価低減など経営効率の強化に努めたものの、管理物件の解約に伴う管理収入の減少や修繕工事のずれ込み等が響き、売上高22億3,300万円(同▲4.7%)、営業損失600万円(前年同期:営業利益2,400万円)といずれも前年同期を下回った。なお、販売費および一般管理費にのれん償却8,200万円を計上している。

 通期は、前期発表時と変更なく、連結売上高62億1,400万円、営業利益5億2,600万円、経常利益5億2,700万円、当期純利益2億5,400万円を見込む。


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