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売上高2ケタ増も、ビル事業の減益響き最終利益21%減/東京建物11年12月期第1四半期決算

 東京建物(株)は10日、2011年12月期第1四半期決算を発表した。

 当期(11年1月1日~3月31日)の連結営業収益は477億8,500万円(前年同期比18.2%増)、営業利益38億7,700万円(同▲17.7%)、経常利益14億8,100万円(同▲27.7%)、当期純利益6億4,000万円(同▲21.8%)。最終利益には、東日本大震災災害損失2億3,400万円が特別損失計上されている。

 主力の賃貸事業は、前記賃貸ビルの売却を行なった影響から営業収益101億9,000万円(前年同期比▲36.7%)、営業利益30億300万円(同▲48.4%)と大幅な減収減益となった。

 分譲事業は、マンション517戸(前年同期:275戸)を売上計上。マンション管理住宅戸数も3万8,570戸(同:3万4,422戸)まで拡大するなど、営業収益309億100万円(前年同期比95.8%増)、営業利益21億3,800万円(前年同期:営業損失8億1,900万円)となった。
 
 なお、通期については、連結売上高1,900億円、営業利益250億円、経常利益150億円、当期純利益60億円を見込んでいる。


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