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マンション管理戸数が増加、増収増益達成/日本ハウズイング11年3月期決算

 日本ハウズイング(株)は11日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)は、連結売上高585億3,300万円(前年同期比0.1%増)、営業利益34億6,000万円(同9.1%増)、経常利益33億4,000万円(同15.1%増)、当期純利益16億8,800万円(同43.2%増)と増収増益を確保した。

 主力のマンション管理事業では、既存マンションを中心に国内管理戸数が1万1,193戸増加、36万4,364戸となった。また、グループ全体の管理戸数は台湾子会社が堅調に受注を伸ばすなど1万7,850戸増加、45万3,395戸となった。以上の結果、同事業の売上高は334億9,300万円(同5.5%増)、営業利益はコスト削減活動の継続および従業員の定着率が高水準で推移したことにより、35億1,100万円(同9.1%増)となった。

 ビル管理事業は、管理委託料の減額要請が相次いだものの、中国で順調に新規受注を獲得、売上高は41億3,700万円(同1.0%増)となり、営業利益は組織再編に伴う経費見直しの影響により2億5,200万円(同27.0%増)と増収増益を確保した。

 不動産管理事業は、前期に稼動を始めたサブリース物件が期初から寄与するなど、建物管理を中心に管理ストックを増加させ、売上高38億7,300万円(同3.1%増)、一方、営業利益は賃料収入が減少したことにより4億1,100万円(同▲16.5%)となった。

 営繕工事業は、一般営繕工事受注が大きく伸びたことなどにより、売上高170億2,900万円(同2.3%増)、営業利益12億3,800万円(同0.2%増)となった。

 なお、次期(11年4月1日~12年3月31日)は連結売上高619億円、営業利益34億円、経常利益33億2,000万円、当期純利益17億8,000万円を見込んでいる。


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