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不動産販売事業は減収も、大幅増益を確保/フージャースコーポレーション11年3月期決算

 (株)フージャースコーポレーションは11日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)は連結売上高86億5,100万円(前年同期比▲73.6%)、営業利益23億2,600万円(同64.9%増)、経常利益19億4,200万円(同127.4%増)、当期純利益26億2,800万円(同111.9%増)となった。

 主力の不動産販売事業は、マンションおよび戸建ての引渡し戸数が133戸・4区画となり、不動産売上高は約54億3,132万円(同▲81.8%)、そのほか販売手数料収入を合わせた同事業全体の売上高約79億492万円(同▲75.2%)、営業利益約22億3,339万円(同92.0%増)となった。販売価格を適正価格に改定し、利益率が高まったことが要因。

 不動産管理事業は、マンション管理戸数が6,974戸となり、売上高約7億4,627万円(同▲7.2%)、営業利益約8,676万円(同▲51.9%)と減収減益となった。

 なお、次期(11年4月1日~12年3月31日)は、連結売上高200億円、営業利益36億円、経常利益30億円、当期純利益30億5,000万円を見込んでいる。

 同社代表取締役の廣瀬哲也氏は、今後の事業戦略について「自社分譲事業においては、ファミリー向けマンションのみに依存せず、戸建て開発・中古販売を強化していきたい」などと述べ、都心における中古マンションのリノベーション再販事業を積極的に進めていく姿勢を示した。


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