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増収も、減損損失計上し減益に/京阪神不動産11年3月期決算

 京阪神不動産(株)は13日、2011年3月期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~11年3月31日)の連結売上高は131億3,300万円(前期比5.2%増)、営業利益は49億9,700万円(同5.8%増)、経常利益は41億2,300万円(同2.4%増)、当期純利益は17億7,300万円(同▲4.3%)。収入性が著しく低下した郊外型商業施設において減損損失を計上したため、当期純利益は減益となった。

 主力の土地建物賃貸事業では、既存ビルの一部テナント退去の影響があったものの、09年9月に取得した「心斎橋アーバンビル」および10年3月に全館竣工した「ウインズ梅田B館」の賃料収入が寄与したことから、売上高は128億4,300万円(同9.9%増)、営業利益は53億9,900万円(同9.5%増)となった。
 その他の事業では、データセンタービルへのテナント入居に伴う建築請負工事の受注が減少したため、売上高は2億8,900万円(同▲63.8%)、営業利益は3,200万円(同▲81.4%)となった。

 次期については、連結売上高130億円、営業利益43億円、経常利益34億円、当期純利益20億円を見込む。


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