森トラス総合リート投資法人(MTR)は、2011年3月期決算を発表した。
今期(10年10月1日~11年3月31日)の営業収益は88億8,600万円(前期比▲1.6%)、営業利益59億7,600万円(同▲1.3%)、経常利益49億7,200万円(同2.3%増)、当期純利益49億5,700万円(同2.0%増)、1口当たり分配金は2万486円(同407円増)。
安定した収益確保に向け運用を実施。期末現在の保有不動産は13物件、帳簿価額総額は2,813億4,000万円となった。今期は145億円の借入れ、および50億円の無担保投資法人債の発行を行ない、また短期借入金135億円、長期借入金116億2,500万円の返済を実行。期末総資産有利子負債比率は45.9%(前期末は46.9%)となった。
次期は、入居テナント満足度向上に注力しながら、中長期で固定賃料とする定期建物賃貸借契約の比重を一定の割合で確保するよう努めていくとして、営業収益88億900万円、営業利益54億6,000万円、経常利益45億1,400万円、当期純利益45億1,300万円、1口当たり分配金1万8,650円を見込む。