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鑑定キャップレート、8四半期連続で上昇幅が縮小/東急不動産

 東急不動産(株)は16日、第14回「TOREIT 四半期報告」を発表した。上場JREIT全投資法人の開示情報をデータベース化し、四半期ごとに調査・分析しているもの。

 当期(2011年1~3月期)のJREITの資産規模は、物件数1,862件(前期1,830件)。資産総額は、取得金額ベースで8兆1,613億円(同7兆9,863億円)だが、鑑定評価額ベースで7兆6,283億円(同7兆5,400億円)と、差が拡大した。取得物件は53件・2,038億円(同15件・495億円)、売却物件は22件・352億円(同12件・203億円)。

 取得時鑑定キャップレート(対象物件53件)は5.8%(同対象物件14件、5.7%)。オフィスのキャップレートは、すべての地域で上昇したが、09年7月の調査開始以来、8期連続で上昇幅が縮小している。 

 運用時NOI利回り(対象物件1,067件)は5.8%(同対象物件1,179件、5.8%)と横ばい。また、鑑定キャップレートは、半年間で全物件平均0.2bp(ベーシスポイント)上昇し、平均5.53%となった。


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