(株)東京カンテイは16日、2011年4月の「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」を発表した。同社のデータベースに登録された分譲マンションの月額募集賃料を行政区域単位に集計・算出し、1平方メートル単価に換算したもの。集計対象は、専有面積30平方メートル未満を除くファミリータイプ物件で、直近3ヵ月の流通事例数は、首都圏3万6,683件、近畿圏1万8,373件、中部圏3,174件。
首都圏の1平方メートル当たりの賃料は2,662円(前月比0.2%増)と引き続き上昇したことで、直近1年間の最高値(11年1月、2,619円)を僅かながら上回った。
都県別では、東京都が3,003(同▲0.3%)と3ヵ月連続で下落したものの、10年6月以降は3,000円台を維持。神奈川県、埼玉県は、ともに2ヵ月連続で上昇した。一方、千葉県では、千葉市をはじめ湾岸エリアの行政区で賃料が総じて1~3%程度下落、その影響で県平均は1,590円(同▲1.7%)の反転下落となった。
近畿圏は1,742円(同0.9%増)で、首都圏同様、直近1年間での最高値を記録。大阪府では16ヵ月ぶりに1,800円台に、兵庫県では5ヵ月ぶりに1,800円台に達した。
中部圏は1,513円(同0.7%増)、愛知県は1,540円(同1.0%増)。