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東京都心連続開業の第3弾「アパホテル<築地駅南>」開業/アパホテル

アパグループを象徴するオレンジ色を使用した「アパホテル<築地駅南>」のエントランス
会見で挨拶するアパグループ代表の元谷 外志雄氏(写真右)とアパホテル(株)代表の元谷 芙美子氏(写真左)

 アパホテル(株)は16日、「アパホテル<築地駅南>」(東京都中央区、客室数115室)を開業した。2010年4月に始動した中期5ヵ年計画「SUMMIT5」の第7弾。同計画は、日本の中心である皇居を取り巻く東京都心3区(千代田区、港区、中央区)を中心にホテル保有棟数ナンバー1をめざすというもの。

 同ホテルは、東京メトロ日比谷線「築地」駅徒歩5分に位置。地上11階建てで、入口ゲートと中庭にアパグループを象徴するオレンジ色を使用。内装は、シックで高級感ある洗練された空間を演出した。米国シェアナンバー1のシーリー社と共同開発した「アパホテルオリジナルベッド」を導入、32型大型液晶テレビなども標準装備した。ロビー、パブリックスペース、屋外看板、客室などすべての照明に積極的にLEDを採用するなど、エコへの配慮をした。

 客室は全115室(シングル87室、セミダブル27室、デラックスツイン1室)。シングルの料金は1万4,000円(税サ込)~1万6,000円(税サ込)。なお、11年6月末まで開業記念料金として、シングルに7,800円(税サ込)で宿泊できる。

 同日会見した同グループ代表の元谷 外志雄氏は「同グループの頂上戦略『SUMMIT5』も2年目に入り、日本橋浜町、八丁堀、池袋とホテルを開業した。用地取得が困難な状況が続いていたが、東日本大震災により物件価格が10%程度下がっており、用地を買うタイミングが長く保てる。今後は積極的に用地取得をしていく」などと挨拶した。

 続いてアパホテル(株)代表取締役社長の元谷 芙美子氏が、今回の震災被災者へのお見舞いを述べたあと「元気なエリアから、被災地へ元気を発信していきたい。企業経営においてCSRを重要視している。同グループのホテルが開業する地域の人が幸せになり、地域に活気をもたらす存在でありたい」などと述べた。


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