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ペット連れの被災者を、福島・羽鳥湖のリゾート施設に招待/東京建物

ドッグウォーク内の様子。犬を介して飼い主同士コミュニケーションをとっていた

 東京建物(株)は18日、東日本大震災によりペットと一緒に避難所で生活している被災者を、同社グループが運営するリゾート施設「羽鳥湖高原レジーナの森」(福島県岩瀬郡)に無料招待した。

 同施設は、約200万平方メートルの敷地に宿泊施設や別荘分譲地、温泉施設やテニスコートなどのレジャー施設のほか、愛犬と一緒に宿泊できるコテージやドッグランなどを設置した大規模複合リゾート施設。
 今回のツアーは、同社と一般社団法人ナチュラルドッグスタイルの共催による貢献活動の一環として実施したもの。ペット同伴の避難者に生活の不便さがあることや、周囲に気兼ねして車内で生活するケースもあることから、1泊2日および日帰りでの温泉旅行によってくつろいでもらうことが狙い。

 郡山市内最大規模の避難所である「ビッグパレットふくしま」への避難者を中心に参加を募り、宿泊・日帰りを含め約10組強が参加。ペット愛好家に人気のタレント・松本秀樹さんとともに、ドッグランを使ったゲームを実施したほか、ドッグウォークなどで愛犬との時間を過ごした。

 東京建物余暇事業開発部課長代理の荻原直樹氏は、「避難所には犬・猫など50匹以上がテントに保護され、飼い主と別々に過ごしている。今までどおりにペットと暮らせる日が戻ってくるには時間がかかるかもしれないが、今回のような活動は継続して行なっていきたい」などと話した。


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