国土交通省は25日、平成23年度都市景観大賞「都市空間部門」「景観教育・普及啓発部門」の受賞地区・団体を発表した。
同賞は、従来の都市景観大賞「美しいまちなみ賞」を見直し、今年度より創設されたもの。「景観法」の基本理念にもとづいた、良好な景観形成の動きを国民運動として全国展開する普及啓発活動等を推進することが目的。「都市空間部門」は、公共的空間とその周りの宅地・建物等が一体となって形成された良質で優れた都市景観が対象。「景観教育・普及啓発部門」は、景観に関する教育、意識啓発、知識の普及等の取組みが地域の人々の景観への意識・関心の高揚につながっている優れた活動に、「大賞」(国土交通大臣賞)、「優秀賞」などを授与する。
「都市空間部門」の大賞には、日本大通り・象の鼻地区(横浜市中区)、三国街道塩沢宿 牧之通り地区(新潟県南魚沼市)、ガーデンシティ舞多聞みついけプロジェクト地区(神戸市垂水区)の3地区が選ばれた。優秀賞は、市内電車環状線沿線地区(富山県富山市)ほか3地区、特別賞は2地区。
「景観教育・普及啓発部門」の大賞には、宿根木観光ボランティアガイド活動(新潟県佐渡市)、日向市駅周辺のまちづくりを題材としたまちづくり課外授業(宮崎県日向市)に取り組んだ2団体が選ばれた。優秀賞は、私たちの町に言葉の贈り物(東京都練馬区)ほか6団体。