不動産情報サービスのアットホーム(株)は30日、2010年度の首都圏居住用賃貸物件における定期借家物件の登録状況をまとめ、発表した。
一年間に同社の不動産情報ネットワークに登録された首都圏居住用賃貸物件における定期借家物件は8万8,966件で、前年比34.6%増と大幅な伸び。エリア別では、東京23区が4万8,149件(前年度比42.3%増)、東京都下5,718件(27.7%増)、神奈川県2万2,543件(同25.5%増)、埼玉県7,760件(同38.9%)、千葉県4,796件(同13.6%増)と、いずれも大幅増となった。
定期借家物件が首都圏全体に占める割合をエリア別にみると、東京23区が54.1%と過半数を占め、以下、神奈川県25.4%、埼玉県8.7%、東京都下6.4%、千葉県5.4%と続いた。
マンション、アパート、一戸建を合計した平均賃料を普通借家と比較では、東京23区で定期借家19.55万円・普通借家10.95万円、東京都下で同8.71万円・同7.17万円、神奈川県で同8.38万円・7.13万円、埼玉県で同7.57万円・同6.55万円、千葉県で同8.64万円・同6.54万円と、いずれも定期借家の方が普通借家より平均賃料が高かった。