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4月の新設住宅着工、分譲住宅の伸び寄与し再びプラスに

 国土交通省は31日、2011年4月の新設住宅着工戸数を発表した。

 同月の新設着工戸数は6万6,757戸(前年同月比0.3%増)と、わずかながら前年比プラスとなった。新設住宅着工床面積も611万平方メートル(同1.1%増)と、再びプラス。季節調整済年率換算値では79万8,000戸(前月比▲1.1%)。

 利用関係別戸数は、持家が2万3,554戸(前年同月比0.2%増)で18ヵ月連続の増加。貸家が2万2,158戸(同▲9.3%)で7ヵ月連続の減少。分譲住宅が2万323戸(同12.4%増)で14ヵ月連続の増加となった。

 また、分譲住宅の内訳は、マンションが1万812戸(同11.8%増)と再び増加し、1万戸を突破。一戸建て住宅は9,413戸(同12.6%増)で16ヵ月連続の増加。着工件数を下支えしている。

 同省は、今後の先行きについて「雇用・所得環境等の推移、東日本大震災の被害やその復旧・復興状況が及ぼす影響を慎重に見極める必要がある」としている。


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