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「シャトー三田」のマンション建替組合、都から設立認可を取得/野村不動産ほか

建替え後の外観完成予想図

 野村不動産(株)と三井不動産レジデンシャル(株)が共同参画している「シャトー三田」(東京都港区、総戸数95戸)の建替え事業におけるマンション建替組合の設立が3日、東京都知事から認可された。「マンション建替えの円滑化等に関する法律」にもとづくもので、東京都港区で4件目、都では25件目となる。

 「シャトー三田」は、都営大江戸線「赤羽橋」駅徒歩5分。敷地面積約3,326平方メートル、延床面積約1万6,750平方メートル。鉄筋コンクリート造、地上8階地下2階建て。竣工は1964年8月で、事務所・店舗区画を併設し、24時間有人管理の導入や茶室、ゴルフ練習場を備えた高級分譲マンションとして当時話題にもなった。

 建替え事業は、延床面積約3万2,400平方メートル、築年数の経過に伴う老朽化などに対応するため、04年10月からマンション管理組合内で検討を開始。10年7月に同マンション敷地および隣接地を合わせた計画とする建替え決議が成立した。11年3月には周辺住民のために広場状公開空地を設置するなど、公共性を高めることで、最大割増容積率約215%増(400%から約615%)を確保した。

 建替え後は、地上24階地下2階、総戸数約270戸、分譲戸数約170戸のタワーマンションとなる計画。今後、11年12月に権利変換計画認可、12年8月に着工、14年12月頃の竣工を予定している。


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