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「既存住宅流通・リフォーム推進事業」の助成制度活用促進に注力/マンション計画修繕施工協会

東日本大震災を受け、「安心感を持って住んでもらえるよう長期修繕計画で果たせる役割があれば」などと挨拶するマンション計画修繕施工協会会長・板倉 徹氏

 一般社団法人マンション計画修繕施工協会は7日、第3回定時総会を開催し、2011年度事業計画および収支予算などを原案どおり承認した。また、任期満了に伴う役員改選も行なわれ、坂倉 徹氏が会長に再任された。

 今年度は、国土交通省の「既存住宅流通・リフォーム推進事業(大規模修繕工事タイプ)」の助成制度活用を促進するほか、民主党マンション政策問題議員連盟との懇談会を行ない、建設業法における改修業種の確立、改修技術者資格のあり方を提言していく。
 また、新たに教育研修委員会を設け、マンション計画修繕初任者研修会、1級建築施工管理技士試験対策講座を開くとともに、今年度出版する「マンション計画修繕工事トラブル事例集」をもとに勉強会を実施する。

 総会で挨拶した坂倉会長は「震災による電力不足を契機に、既存マンションに太陽光発電システムなどを取り付ける工事が増えることも予想され、大規模修繕工事の守備範囲が広がる。われわれには、より高度で幅広い分野の知識や技術が求められるようになる」などと挨拶した。


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