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中古マンション、中古戸建てともに成約価格が上昇/東日本レインズ

 (財)東日本不動産流通機構は10日、2011年5月度の首都圏の市場動向を発表した。

 同月の首都圏の中古マンションの成約件数は2,251件(前年同月比▲10.7%)と2ヵ月連続で減少率は縮小した。都県別では東京都が975件(同▲12.9%)、埼玉県が317件(同▲5.4%)、千葉県が284件(同▲22%)、神奈川県が675件(同▲4.0%)と埼玉、神奈川の両県では減少率が1ケタ台に縮小した。

 成約単価は1平方メートル当たり38万8,800円(前年同月比0.6%増、前月比0.7%増)、成約平均価格は2,531万円(同▲0.5%、同1.1%増)で、前月比ではともに3ヵ月ぶりに上昇した。

 成約平均面積は65.09平方メートル(前年同月比▲1.1%)、平均築年数は18.19年。新規登録件数は1万4,198件(前年同月比25.9%増)と14ヵ月連続で前年同月を上回り、2割台の増加で推移している。

 また、中古戸建住宅の成約件数は851(同▲7.4%)と2ヵ月連続で減少率は縮小。成約平均価格は2,964万円(前年同月比1.2%増、前月比5.2%増)と5ヶ月ぶりに上昇に転じた。


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