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販管費削減等奏功し最終黒字に/東建コーポ11年4月期決算

 東建コーポレーション(株)は10日、2011年4月期決算を発表した。

 当期(10年5月1日~11年4月30日)の連結売上高は2,142億5,000万円(前期比▲3.3%)、営業利益は91億3,700万円(同44.2%増)、経常利益は97億3,100万円(同38.9%増)、当期純利益は61億9,700万円(同60.6%増)。完成工事高の減少などで減収となったが、入居率の向上、販管費の削減等が奏功し、最終黒字となった。

 建設事業では、受注高が前年を下回って推移しており、完成工事高は減少。売上高は1,158億5,000万円(同▲11.9%)にとどまったが、受注物件の早期着工、およびコストダウンの推進に注力し、営業利益は125億9,300万円(同3.9%増)を計上した。

 不動産賃貸事業については、サブリース経営代行システムによる入居者からの家賃収入の増加、管理物件数の増加により、売上高は前期上回る結果に。また、入居仲介促進のための各種施策に積極的に取り組み、入居率は96.1%(同0.6ポイント増)と、利益率が大幅に改善。売上高は957億円(同9.6%増)、営業利益は26億700万円(同203.1%増)となった。

 次期は、売上高2,167億2,300万円、営業利益50億400万円、経常利益56億800万円、当期純利益32億8,000万円を見込んでいる。


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