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中層以上の新築マンションに「エレベーター用自家発電設備」を導入/大京

10月着工物件から導入される「エレベーター用自家発電設備」

 (株)大京は、不慮の停電などによりマンションのエレベーターが動かない場合に対応するため、2011年10月着工の中層(10階以上)かつ中規模以上の新築マンションに自家発電設備を順次導入する。

 同社の高層マンションは、非常時に停電が発生した場合、非常用自家発電設備によってエレベーターが約1時間は動くように設計されていたが、今回、タンクの容量を増加することで10時間程度運転できるようにした。
 
 また、災害時に備えた防災備蓄品の内容を大幅に増加。これまで標準設置していた災害備蓄群の中に据え置く内容を充実させる。
 東日本大震災への災害支援の際に寄せられた管理組合や入居者などからの声を参考に、簡易トイレや飲料水用ポリ容器の数量を増加。そのほかにもタイルの剥がれなどから入居者の安全を確保するためのブルーシートや標準ロープ、カラーコーンなどを追加。ホワイトボードがあった管理組合では情報伝達手段があったことから、自主性のある行動ができたの意見からシート型のホワイトボードなどを備えることとした。

 なお、マンションギャラリーでも来客時に震災が発生した場合に備えて、アルミ製毛布などの防災備蓄品を常備するとしている。


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