日神不動産(株)は13日、連結子会社の多田建設(株)による仙台市を中心とする東日本大震災への復旧活動を報告した。震災直後に同社が過去に建設した数十棟の建物を診断した結果、躯体に直接影響を与えるような重大な損傷はないが、細かい補修を要する箇所は発見され、現在はこれらの補修工事を進めている。
今後の復旧活動においては、国や県の復興プランが固まり具体的な復興工事の開始に備え、東北営業所で建築部門と土木工事部門の社員が待機している。また、同社の工事では省資源・省エネルギー効果が高い高炉セメントを採用するなど、建築部材を通して環境問題にも積極的に取り組んでいる。
なお、仙台市の受注工事は小規模であり、現状今期の業績に与える影響は軽微としている。