国土交通省は14日、東日本大震災に係る応急仮設住宅の完成見通しを発表した。
同住宅の建設については、必要戸数5万860戸に対して、6万453戸分の用地のめどがたっており、6月前半までに3万152戸、同月末までに3万6,181戸が完成する見通し。
東北3県では、岩手県が、必要戸数1万3,800戸について、すべて建設用地を確保。7月前半までに完成する見通し。
宮城県は、必要戸数約2万3,000戸のうち、石巻市、気仙沼市、女川町、南三陸町以外の市町については、必要戸数分の建設用地確保の見通しがつき、8月前半までに完成の見通し。前記2市2町については、建設用地の確保を含めて調整中。
福島県は、市町村からの要請戸数約1万4,000戸に対し、大熊町、富岡町、浪江町、楢葉町、広野町、葛尾村、川内村、双葉町以外の市町村については、必要戸数に対応した建設用地確保の見通しが立ち、前記6町1村についても6月末までに建設用地を決定することを前提として、要請戸数分については7月末までに完成するの見通し。今後、追加の要請があった場合には、逐次発注し、早期完成をめざす。