(社)日本増改築産業協会(通称:ジェルコ)は15日、「市場・価値観大激変で仕事が変わる」をテーマにした「リフォームフェスタ2011」を開催した。
同協会関東甲信越支部長の中山信義氏の開会宣言に続き、同協会会長の中林幸一氏が、「災害の影響や変化にどう対応していけばいいのか。われわれは企業間競争をしているが、各自が本日の議論を持ち帰りジェルコや自社の発展に貢献したい」などと挨拶した。
第1部では、震災後のリフォーム市場や生活者の価値観がどう変化しているかをテーマにパネルディスカッションを開催。震災後のリフォームや住み替え計画における消費者ニーズが、「最新の耐震性能」や「地震対策技術に強い会社」へと変化していることや、既存顧客への囲い込みの重要性、顧客に対するわかりやすいサービス説明の必要性について議論がなされた。
続いて、「日本の住宅市場の現状と今後について」のテーマで(株)リクルート住宅総合研究所主席研究員の島原万丈氏の特別講演が行なわれ、人口減少に伴う新築着工数の減少が自然な流れであることを指摘。それを踏まえての日本と海外の中古流通市場の違いについて解説した。