東京セキスイハイム(株)は16日、2011年7月1日付けで住宅生産部門の東京セキスイハイム工業(株)と関東セキスイハイム工業(株)の株式を積水化学工業(株)から譲り受け、完全子会社化し、生販一体体制に移行すると発表した。
東京セキスイハイムは、07年に首都圏の5販売会社(東京・神奈川・千葉・埼玉・山梨)を統合し、その傘下にファミエス会社(アフターサービス・リフォーム会社)と不動産会社を完全子会社化し、大型グループ会社化することで地域密着、CS向上、人材活用、経営効率の改善を進め、着実に売上高・営業利益を向上してきた。
今回の製販一体化により、(1)新東京セキスイハイムグループの全社員が顧客の声を住宅づくりに生かす、(2)グループ内の資産(人材・商品・資本)の有効活用、(3)各種プロジェクトによる大きな変革などを実施。ユニット住宅の強み「高品質」「快速施工」「ハイコストパフォーマンス」を進化させ、さらなるシェアアップをめざしていく。
今後は、生販一体運営により、さらなる地域密着経営、地域ニーズに応える商品開発、CS向上を図り、13年度には売上高1,200億円(11年度1,000億円)、営業利益100億円(同50億円)をめざしていく。