国土交通省は、航空レーザー計測により得られたデータから把握した岩手県沿岸の地盤高および海面との高さの関係について整理、発表した。
東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動や津波により、岩手県沿岸部では地盤沈下や浸食が発生。堤防等の施設が破壊され、高潮等に対する安全性が著しく低下していることから実施したもの。
海抜0m以下の面積は0.6キロ平方メートルと、地震後約1.8倍へと増加。大潮の満潮位以下の面積は3.5キロ平方メートルと地震後に約3.2倍に、過去最高潮位以下の面積は8.1キロ平方メートルで、地震後2.3倍に増加した。