（株）大京、東京建物（株）、関電不動産（株）、（株）長谷工コーポレーション、（株）新日鉄都市開発は28日、共同開発を進めている「（仮称）吹田千里丘計画」がこのほど、「緑の保全・創出により社会・環境に貢献する開発事業（都市開発版SEGES)」（大阪府吹田市）に認定されたと発表した。マンションでは全国初の認定となる。
都市開発版SEGESは、（財）都市緑化推進機構が都市開発の際に緑を保全・創出する優良な計画を評価するもの。2010年から本格運用を開始している。
同計画は、毎日放送千里丘放送センター跡地約13haの敷地に、総戸数1,000戸を超えるマンションを建設する大規模プロジェクト。千里丘の原風景を未来に残す「森緑都市」をコンセプトに、「緑との共存」をめざしている。今回認定された対象敷地は、保存緑地や計画緑地、提供公園など約5.1ha（緑地率約40％）におよぶ緑地のなかに、東西2街区で構成された13棟の住棟と共用棟を配する計画となっている。
認定に当たっては、既存樹を生かした景観の創出、地域の緑とつながる一体感ある植栽計画、四季折々の樹種やせせらぎを配したデザインなどが評価された。