エス・バイ・エル(株)、トヨタホーム(株)、パナホーム(株)、ミサワホーム(株)の大手工業住宅メーカー4社はこのほど、7月1日から実施される東京電力管内の電力制限に輪番操業制で対応することに合意した。
輪番操業制を導入するのは同4社における東京電力管内の所在する契約電力500kW以上の大口需要6工場。電力使用制限期間内の7~9月に住宅部材製造の繁忙期を迎えるため、期間・時間帯における使用最大電力(1時間単位)15%削減への対応を各社単位で実施するよりも、供給能力を確保しながらも参加会社での総量で抑制可能な輪番操業制にメリットがあると判断したもの。
導入する6工場は、テクノエフアンドシー(株)沼田工場(ミサワホーム・グループ会社)、パナホーム(株)筑波工場、入江工営(株)土浦工場(パナホーム・グループ会社)、エス・バイ・エル住工(株)つくば工場(エス・バイ・エル・グループ会社)、トヨタホーム(株)山梨事業所および栃木事業所。
4社では、この輪番操業を確実に実施するほか、各社全体での事業活動を通じて省エネ・節電を自主的に行ない、国家的課題である今夏の使用電力削減に努めていく。