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5月の新設住宅着工、年率換算80万戸台を回復/国交省

 国土交通省は30日、2011年5月の新設住宅着工戸数を発表した。

 同月の新設着工戸数は6万3,726戸(前年同月比6.4%増)と、2ヵ月連続で前年比プラスとなった。新設住宅着工床面積も582万7,000平方メートル(同5.9%増)と、2ヵ月連続のプラス。季節調整済年率換算値も81万5,000戸(前月比2.1%増)と、2ヵ月ぶりに80万戸台を回復した。

 利用関係別戸数は、持家が2万3,528戸(前年同月比▲2.9%)で19ヵ月ぶりに前年を下回った。貸家は2万669戸(同▲5.0%)で8ヵ月連続の減少。分譲住宅が1万8,822戸(同42.9%増)の大幅増で15ヵ月連続の増加となった。

 分譲住宅の内訳は、マンションが1万6戸(同138.1%増)と2ヵ月連続の増加で、1万戸を突破。ただし、一戸建て住宅は8,796戸(同▲1.8%)で17ヵ月ぶりの減少だった。

 同省は、今回の結果について「厳しい雇用・所得環境等に加え、東日本大震災の影響もあって、一部に弱い動きがみられる」としている。


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