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投資用・居住用ともに不動産価格は下落傾向/ファーストロジック調査

 不動産ポータルサイトを運営する(株)ファーストロジックは4日、2011年6月期の「投資用・居住用不動産の市場動向」を発表した。同社ウェブサイトに新規登録された全国の投資用不動産、東京都内の居住用不動産を対象に分析したもの。

 投資用1棟物件の表面利回りは、マンションが鉄筋コンクリート造9.75%(前月比0.49ポイントアップ)、鉄骨鉄筋コンクリート造10.58%(同 0.92ポイントアップ)、アパートが鉄骨造10.67%(同0.08ポイントアップ)、木造11.36%(同0.09ポイントアップ)。鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造では物件価格が下落傾向に転じ、鉄骨・木造では前月に引き続き、物件価格が下落傾向にあることが明らかとなった。

 一方、投資用区分所有マンションの表面利回りは11.72%(同0.72ポイントアップ)と、家賃収入に対して物件価格は下落傾向に。また、東京都内の居住用物件の1平方メートル当たりの単価は、マンション50万5,100円(同▲3万9,200円)、一戸建て41万6,500円(同▲5万300円)と、物件価格は先月の反発から転じて下降傾向となった。


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