野村不動産アーバンネット(株)は6日、2011年7月1日時点の首都圏住宅地地価、中古マンション価格の実勢調査を発表した。四半期ごとに実施しているが、今回は東日本大震災の影響がある調査地点を除外している。
住宅地調査では、四半期比較で全体の70.7%が「横ばい」(前回:71.4%)、「値下がり」が20.7%(同:10.7%)、「値上がり」が8.6%(同:17.9%) 。4~6月期の住宅地地価は首都圏平均で▲0.4%(同:+0.3%)と、全エリア平均変動率としては7四半期ぶりのマイナスとなった。
また、中古マンション価格は、首都圏平均で▲0.6%(同:+0.2%)と、前回まで持ち直し傾向だったものが、再び弱含みとなった。四半期比較で「横ばい」を示した地点が60.5%(同:71.8%)、「値下がり」が8.8%(同:15.3%)と、値下がりの地点数が大きく増加している。
なお、年間ベースの地価変動率は、首都圏平均で0.3%(前回:1.6%)、と6四半期継続してプラス。中古マンション価格変動率は、首都圏平均で▲1.0%(前回:0.5%)とやや弱含みとなった。