積水ハウス(株)は7日、シンガポールの大手ディベロッパー「フレイザーズ・センターポイント・リミテッド」(CEO:リム・エー・セン氏、以下、フレイザーズ)と共同で、オーストラリアのシドニー中心部の「セントラルパーク」において、マンションを中心に商業施設、ホテル、オフィスなどの複合開発事業を行なうと発表した。出資比率はフレイザーズ50%、積水ハウス50%。
「セントラルパーク」プロジェクトは、開発地面積5.8ha。シドニー中心部から南へ約2km、オーストラリア最大の利用客を誇る「セントラル」駅に近接し、10万人以上の学生や教職員、研究者が暮らすなど旺盛な住宅需要を見込んでのもの。マンション約1,900戸、学生用住宅約720戸のほか、約10万平方メートルにホテル・商業施設・オフィスを供給する計画。フレイザーズのオーストラリアの事業会社「フレイザーズ・プロパティ・オーストラリア」が、2010年8月よりすでに事業を開始しており、事業完了は14年度の予定。
総売上予定額は20億オーストラリアドル(約1,700億円)となる予定。