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東京のオフィスビル空室率、3ヵ月連続で低下/三鬼商事調査

 三鬼商事(株)は8日、2011年6月末時点のオフィスビル市況について公表した。

 東京ビジネス地区の平均空室率は8.81%(前月比▲0.07ポイント)と、3ヵ月連続で低下した。新築ビルの成約が進んだほか、既存ビルに館内増床やコスト重視の統合を伴う移転の動きが見られたため。平均賃料は、坪当たり1万7,292円(同▲108円)だった。

 一方、大阪ビジネス地区の平均空室率は11.76%(同▲0.24ポイント)。建替えに伴う大型需要が見られたほか、オフィス統合や集約による成約が相次いだため、1ヵ月間で空室面積が約5,000坪減少。空室率は、再び11%台後半に改善した。平均賃料は坪当たり1万1,818円(同▲34円)だった。


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