(株)インテリックスは2011年5月期決算短信を発表した。
今期(10年6月1日~11年5月31日)の連結経営成績は、売上高268億1,900万円(前期比▲3.7%)、営業利益13億4,300万円(同▲21.1%)、経常利益7億6,700万円(同▲33.7%)、純利益5億5,600万円(同▲62.7%)であった。
上期はリノヴェックスマンション販売が堅調で、売上総利益が前期を上回っていたが、下期は震災発生による価格調整を実施し、在庫リスク低減に向け物件入替えを促進した結果、利益率が前期比9.0%ダウン。合わせて販売費および一般管理費の水準が前期とほぼ同一水準だったため、営業利益が21.1%減少した。経常利益についても、営業外費用で、物件仕入れの増加に伴う有利子負債コストの増加により、33.7%という前期比大幅減となった。
主力の中古マンション再生流通事業は、販売件数1,131件(同2.8%増)、平均販売価格が2,283万円(同2.7%増)で推移したことにより、売上高258億3,100万円(同5.6%増)を達成。一方、マンション賃貸収入は保有賃貸物件の減少により売上高が減少、3億5,000万円(同▲16.5%)に。結果、事業部門計は売上高262億1,700万円(同5.3%増)、営業利益15億700万円(同▲19.2%)となった。
次期は売上高295億9,800万円、営業利益12億1,400万円、経常利益6億5,900万円、純利益3億8,500万円を見込んでいる。