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「有明セントラルタワー」が、「DBJ Green Building 認証」の最高ランク取得/日本土地建物

「有明セントラルタワー」外観

 日本土地建物(株)は12日、(株)日本政策投資銀行による「DBJ Green Building 認証制度」において、大和ハウス工業(株)と共同で開発した「有明セントラルタワー」(東京都江東区)が、最高ランク「プラチナ」の、同社が開発した「日土地山下町ビル」(横浜市中区)が「ゴールド」の認証を受けたと発表した。

 「DBJ Green Building 認証制度」とは、2011年4月、日本政策投資銀行(DBJ)により創設された新制度で、ビルの環境性能、防災、防犯、および不動産を取り巻くステークホルダーからの社会的要請、時代の要請に応えた優れた不動産を選定・認証することにより、“Green Building”の普及促進、ビルオーナーの不動産管理・運営努力の「見える化」を目的としたもの。認定は、DBJが独自に開発したスコアリングモデルを利用し、「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の4段階の評価ランクで認証している。

 「有明セントラルタワー」は、(1)自然換気、雨水利用など自然エネルギーの利用や地域冷暖房などの採用など、最新技術を多く取り込み、優れた環境性能を持っている点、(2)世界からの多様なニーズに対応できるコンファレンス施設である「東京コンファレンスセンター・有明」を併設しているほか、託児所などのテナント利便施設も充実させることにより、オフィスビルとしての魅力を一層高めている点、(3)建物周辺や駐車場棟の屋上をふんだんに緑化することで、潤いあるオフィス環境を実現しながらヒートアイランド対策にも大いに貢献している点等が評価された。

 「日土地山下町ビル」は、敷地内から出土した外国人居留地だった明治時代中期のレンガの建物基礎を展示するなど、横浜の歴史と都市景観に配慮したオフィスビルである点等が評価された。


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