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シンガポールでオフィス開発事業に参画/三菱地所

建物完成予想図

 三菱地所(株)は14日、アジアにおける海外事業の拠点である三菱地所アジア社を通じ、キャピタランドグループおよびキャピタコマーシャル・トラストと共同で、シンガポールでのオフィス開発事業に参画すると発表した。キャピタランド社とのJVは、ベトナムおよびシンガポールにおけるマンション開発に続き、第3弾となる。

 同事業は、シンガポールのビジネス中心地区「ラッフルズプレイス」において、現在キャピタルコマーシャル・トラストが保有する駐車場ビルを、地上約40階建ての大規模オフィスビルに建て替えるもの。総事業費は920億円。同社は、同事業のJVに約55億円を出資(事業持分比率10%)する。

 計画地は、MRT(地下鉄)南北線・東西線の2路線が乗り入れる「ラッフルズプレイス」駅の至近に位置。2013年には、同付近にMRTダウンタウン線の新駅が開業予定と、高い利便性を有している。建設中のオフィスビルは、敷地面積5,478平方メートル、延床面積8万2,400平方メートル。竣工は14年後半の予定。


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