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関西圏の価格変動率、住宅地・既存マンションとも横ばい/三井不販調査

 三井不動産販売(株)は14日、関西圏の住宅地・既存マンション価格動向調査「リハウス・プライスリサーチ」(2011年7月1日時点)を発表した。同調査は四半期ごとの定点調査で、今回は住宅地164ヵ所、既存マンション173ヵ所。

 11年4~6月の四半期変動率は住宅地が▲0.1%(前回調査▲0.2%)、既存マンションが▲0.2%(同▲0.1%)。
 住宅地価格を地域別に見ると、神戸・阪神0.2%増(同▲0.5%)、北摂▲0.7%(同0.7%増)、京都▲0.7%(同▲1.2%増)、大阪市内▲0.4%(同0.4%増)、大阪東南部0.7%増(同▲0.2%)だった。既存マンション価格は、神戸・阪神0.1%増(同0.4%増)、北摂▲1.1%(同▲0.1%)、京都▲1.2%(同▲0.4%)、大阪市内0.6%増(同0.4%増)、大阪東南部±0%(同▲1.2%)であった。

 当期は、住宅地価格の上昇地点は17ヵ所(前回調査時12ヵ所)と増加、横ばい地点は128ヵ所(同137ヵ所)と減少、下落地点は 19ヵ所(同15ヵ所)と増加した。また、既存マンションは、上昇地点が21ヵ所(同20ヵ所)、横ばい地域が120ヵ所(同126ヵ所)、下落地点が32ヵ所(同27ヵ所)。全調査地点に占める割合は、上昇地点が12.1%(同11.6%)、横ばい地点が69.4%(同72.8%)、下落地点が18.5%(同15.6%)となった。

 四半期変動率でみると、住宅地が9期連続、既存マンションが10期連続横ばい傾向となり、底堅く推移。また、年間変動率でみると、住宅地が下落傾向から横ばい傾向へ転じ、既存マンションが6期連続で横ばいとなった。


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